「トライ・アンド・エラー」

危険物乙4講習in佐賀(11/18試験)

危険物乙4講習in福岡(11/25試験)

ある美術学校でのエピソードのコラムを読み、
「トライ・アンド・エラー」の重要性を強く感じました。

危険物の講習中も繰り返し生徒に言っていますが、
練習問題で何点取ったかはあまり重要ではありません。
講習中のテストの点数がどんなに悪くても問題ありません。
間違えた問題に関しては、解説を聞いたり、
テキストのポイントを確認して
次の類似問題で間違わないようにする事が大切です。

1問をじっくり考えて100点を目指すよりも、
50点でもいいから同じ時間で3問解いて
間違いを確認する方が成果に繋がります。

何となく分かる問題を増やしていき、
最終的に本試験での合格を目指します。
良質な類似問題の数をこなすことで、
あやふやだったポイントがハッキリします(質が上がります)。

「トライ・アンド・エラー」

ある美術学校でのエピソードである。

陶芸の授業のとき、
最初に教師はクラスを2つに分けた。

そして、
アトリエの左半分の生徒には作品の量によって、
右半分の生徒には作品の質によって採点すると告げた。

採点の日が来て、
興味深い事実が明らかになった。

優秀な作品は、
すべて、“量グループ”から生まれたのだ。

量グループの生徒は、
たくさんの作品をつくっていく過程でいくつも失敗し、
そこから学ぶことでいい作品を次々と生み出すことができた。

しかし、
“質グループ”の生徒は、
完璧な作品について理屈をこねるだけで手を動かさなかったために、
成果として残ったのは、
壮大な理論と作品になりそこねた粘土だけだったのだ。

あなたの目標が、
ビジネス、スポーツ、芸術、人間関係など、
どんな分野であろうと同じこと。

進歩する唯一の方法は、
「トライ・アンド・エラー」をくり返すことだ。

そして、
そこでの失敗を経験という財産に変えていくのだ。

John C. Maxwell著 斉藤孝訳「一勝九敗の成功法則」
三笠書房・知的生き方文庫2010年3月20日発行より

 

「倒れたら起き上がる」

P.F.ドラッカーは、次のように言っている。

「間違いや失敗をしたことのない者だけは信用してはならない。
 そのような者は、無難なこと、安全なこと、
 つまらないことにしか手をつけない。
 人は優れているほど多くの間違いをおかす。」
 “ドラッカー 365の金言”(ダイヤモンド社)

安全や無難なことを目指すなら、
何もしないことだ。

何かにチャレンジすれば、
何回かは必ず失敗する。

人間がやることで、
100発100中の成功など、
この世にありはしない。

失敗を恐れない勇者だけが、
成功を手にすることができるのだ。

「倒れたら起き上がる」

何回失敗しようが、
そこから起き上がり、
あきらめずにチャレンジし続ける人に勝利の女神はほほ笑む。

【人の心に灯をともす】http://merumo.ne.jp/00564226.html より